タイの情勢が非常に厳しいものになっています。
反政府デモは、今までも断続的に様々な混乱を引き起こしてきましたが、今回は治安部隊とのぶつかりあいの中で20名を超える方が亡くなり、極めて大変残念なことですが、その中に日本人カメラマンである村本さんも含まれています。
今日は、中国における日本人の死刑執行ついて、少しお話をしたいと思います。非常に残念なことであるとまず申し上げなければなりません。
すでに1人の方が死刑執行され、残り3人についても近々死刑執行するという通知が、外交ルートを通じて来ています。
私もそのことに関して、先般、程永華(テイ・エイカ)駐日中国大使に外務省に来てもらい、懸念を表明しました。
今日(4月7日)、アメリカ政府の核政策の見直し、いわゆる「NPR」が発表されました。
オバマ政権の核政策について述べたもので、私は非常に優れたものが出たと思います。もっと言えば、私自身が今まで核政策のあるべき方向として申し上げてきたことと、同じ方向性のものが出たと思います。
午前中に閣議と国会があるということで、無理をしてパリ経由でニューヨークから戻ってきたわけです。ニューヨークからパリまで7時間、そしてパリから成田まで12時間。約20時間の旅は、なかなか厳しいものがありました。
ニューヨークから成田に直行となると、成田着が夕方になってしまいますので、やむを得ないことだと思っています。
今週は、実はニューヨークとカナダにいます。
G8外相会合では、サミット参加8カ国の外相が集まって様々な議論を行うことになっています。
マスコミではそう大きく取り上げられているわけではありませんが、いま気になっているのはイランとミャンマー(ビルマ)です。
イランは、核兵器を開発しているのではないかということで、各国が疑惑の目で見ています。そして、国連安全保障理事会で、制裁に関する議論がいよいよ始まろうとしています。
今回は、ハイチのこれからについてお話したいと思います。
前回に続いて、今日もハイチの話をします。
ハイチには自衛隊の皆さんが350人行っています。私も現地を訪れましたが、大変厳しい状況の中で、しっかりと活動していました。当初はシャワーもなく、そして食べ物は、いまでも日本から持ち込んだ携帯食や非常食で、現地で調達することはまだできない状態です。
そういう厳しい状況の中で、自衛隊の皆さんが非常に頑張っているのが印象的でした。
今日は、いわゆる「密約」の問題についてお話したいと思います。その後の国会審議なども経て、私なりに考えるところもあります。
まず、今回のこの「密約」問題の調査は、一部のメディアでは単に暴露しただけではないかという間違った報道がなされたりしていますが、もちろん、報告書をお読みいただき、私の記者会見などもご覧いただくとわかりますように、単に「こういうことをやってけしからん」ということでやったものではありません。
私が外務大臣に就任して以来、ずっと調査をしてきたいわゆる「密約」の問題についての報告を、今日、ようやく行うことができました。
この問題は、まず4つの密約について、約15人の専門家からなるチームを外務省に作り、約2カ月をかけて、徹底的に外務省の中の資料を調査することから始まりました。
週末、久しぶりに地元に帰り、それぞれ100人から150人規模の「国政報告会」を、6会場で開催させていただきました。
会場にはそれぞれ、次の参議院選挙で2回目の選挙を迎える予定の芝博一参議院議員にも来ていただいて、2人ペアで国政報告をさせていただいたわけです。
以前、オーストラリアに行ったとき中身の話をしました。それはそれとして、今回も大変強行日程だったわけですが、1つ誤算だったのは、スミス外相から「自分の選挙区である西オーストラリア州の州都パースで外相会談をやってくれないか」という話があったことです。
ご存じのように、オーストラリアの首都はキャンベラですが、ラッド首相やフォークナー国防大臣との対談は、キャンベラからそう大きく離れていないシドニーで行い、スミス外相との会談はパースで行うことになりました。
冬季オリンピックがカナダで開催されています。その中身に関しては、また別の機会に申し上げることもあるかと思います。
カナダという国は、私の子どもの時の記憶では、フランス系とイギリス系の2つがあって、それが国として1つの課題であるということは、子どものときに学校で教わった記憶がありますが、これだけ多民族国家になっているということは、意外だったと思われる方も多いのではないでしょうか。
一昨日(2月10日)の夜、羽田を発ってソウルへ行きました。実質的には、昨日(2月11日)丸1日、韓国でいろいろな方と会談を行って、夜遅くに帰ってきました。
今回の祭日を利用した韓国訪問ですが、日本と韓国にとって今年は特別な年です。日韓併合がなされて、ちょうど100年になります。韓国の中では、そのことをめぐりいろいろな議論が盛り上がり、日韓関係は非常にセンシティブな1年になるだろうと思います。
先週の金曜日(2月5日)の閣議において、報償費(いわゆる外交機密費)に関する1つの意思決定を行いました。
鈴木宗男さん(衆院外務委員長)から、この外務省の報償費について、「これを官邸に上納していた事実はないのか」という質問主意書(国会議員が政府に対して提出する書面の質問)が出ましたので、これに対して、「かつて外務省の報償費が、総理大臣官邸の外交用務に使われていたことがあったことが、外務省により判明した」という答弁をしたものです。新聞でも取り上げられたりしました。
民主党最高顧問、政治改革推進本部長
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