今日は選挙制度の話をしたいと思います。
先般(7月28日)、衆議院における選挙制度の改革として、定数是正に関する党としての考え方がまとまりました。これは、10年に1回の国勢調査を機会に、都道府県全体の定数配分を見直すというなかで議論されてきた問題です。
当初は、政府も定数是正に関して都道府県ごとに考えて、「4増4減」を考えていました。しかし、いまの300議席の小選挙区を47都道府県にまず1議席ずつ配分して、残る253議席を人口比で割るという考え方について、憲法で定めるところの法の下の平等に照らしたときに、いまや合理性はなく、憲法違反だという最高裁の判決がなされました。
続きを読む "衆院選挙制度改革-最高裁判決を前提に2つの案で党内合意" »
統一地方選挙の前半戦が終わりました。最後まで接戦を演じた私の地元の三重県知事選挙も、1万票差とはいえ、残念ながら負けてしまいました。大いに反省しなければいけないと思います。
敗因はいろいろとありますが、民主党が推薦を出したのが告示日の前日で、そもそも候補者の擁立も遅かったので、元津市長の松田直久さんとはいえ、北勢地域ではほとんど名前が知られておらず、浸透に時間がかかったことが言えると思います。
同時に、この大震災のなかの自粛ムードで、三重県には私が一度自分の選挙区に入った以外、外からの応援はむしろご遠慮いただきました。それが1つの姿勢を示すことではありましたが、広がりを欠くことにつながったかもしれません。
続きを読む "統一地方選前半戦-与党となった民主党の議席を増やせず" »
新聞報道などでご存じのように、愛知の知事選挙と名古屋の市長選挙で、それぞれ、大村さんと河村さんが大勝しました。民主党が推薦した、愛知県知事選挙の御園さん、名古屋市長選挙の石田さんは、いずれも手痛い敗北を喫しました。
このことについては、まず2人の候補者を頑張って訴えましたが、そのことが十分に伝わらず、党本部としても大変申し訳なく、残念なことだと思います。
続きを読む "愛知・名古屋選挙-市民のため混乱ない議論や行政を期待" »
先の常任幹事会(12月21日)で、名古屋市長選挙に我が党から、現職の石田芳弘衆議院議員を候補者として推薦することを決めました。
石田さんは犬山市長を長く務められ、非常にセンスのある素晴らしい政治家です。私も、個人的にも非常に親しくさせていただきたいと期待していました。
続きを読む "名古屋市長選-例外中の例外も、石田議員の熱意にほだされ" »
日曜日(12日)に名古屋へ行き、愛知県知事選挙で民主党推薦候補予定者のみその(御園)慎一郎さんの事務所開きに出席してきました。
御園さんは、私と同じ1953年生まれで、旧自治省、総務省を経ており――その間、愛知県にも2度出向の機会がありました――私もかねてよく存じ上げている、官僚出身の候補者です。
続きを読む "愛知県知事選―ものづくりのメッカで、間違いのない選択を" »
この週末(11月6、7日)は、土曜日が市長選も行われている福岡、日曜日は茨城に行ってきました。
茨城は12月に県議会選挙があります。春の統一地方選挙に先立って選挙があり、是非、ここで一定の成果を出したいという思いで回ってきました。
続きを読む "茨城訪問―意欲的な候補者擁立から、人が連なる良い循環へ" »
先週末(10月23、24日)は、四国の高知、香川、徳島の3県を駆け足で訪ねてきました。
私の地方回りは、週末を利用して毎週行っていますが、1つは、県連の役員や支持母体である連合の役員の皆さんとお会いして、意思疎通、コミュニケーションを良くすることが目的です。
そして、その中で、統一地方選挙について、しっかり候補者を擁立していただきたいとお願いしています。
続きを読む "四国訪問―農林水産業の再生など民主党の政策を早く軌道に" »
新聞でもいろいろと報じられているように、北海道5区の補欠選挙は残念なことになりました。
私は、もともと補選の結果には一喜一憂しないという考え方で来ていますが、それにしても、中前さんは非常にいい候補者だっただけに残念な思いです。
続きを読む "北海道5区補選―残念な結果だが次につながる選挙だった" »
先ほど、民主党の代表選挙が終了し、菅さんの勝利となりました。
選挙結果については、予想外の大差がついたと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、地方議員票は6対4。そして党員・サポーター票も票の総数から言うと6対4。
しかし、衆議院の小選挙区ごとに勝敗をつけていくため、比例票で言えば、菅さん6、小沢さん4だったのですが、そういった小選挙区の考え方を入れたことによって、予想外に差がつきました。
続きを読む "代表選挙―菅総理に国民的基盤、気を引き締めて頑張る" »
週末(9月3日、4日)久しぶりに地元に帰ってきました。代表選挙もたけなわですから、地元の皆さんとコミュニケーションをすることが必要だと考えて、何回かの集まりを持ちました。
代表選に関しては、三重県選出の国会議員が先般集まって、国会議員としては、菅さんで行こうと確認をしました。
三重県関連の国会議員は8名います。衆議院1区の中井洽議員、2区の中川正春議員、3区の私、4区の森本哲生議員、5区の藤田大助議員、そして、参議院の芝博一議員と高橋千秋議員、そして衆議院比例の金森正議員、この8名で確認しました。
続きを読む "代表選(2)―議員は原点に返って判断し、国民に説明を" »
いよいよ、民主党の代表選挙がスタートしました。菅さんと小沢さんの一騎打ちという構図です。
いろいろな議論がありますが、私は菅さんと全く同じ意見で、人事の話を少人数で集まって、あらかじめ条件のようにして決めるというようなことがもしあれば、それは密室談合になると思います。
続きを読む "代表選―なぜ菅総理なのかを説明し、理解者を増やしたい" »
参議院選挙も終わりました。結果は、本当に厳しいものになりました。
三重県は、おかげさまで芝博一さんが頑張って再選を果たしましたが、他の1人区は惨憺たる状況で、私も1人区を中心に回りましたが、残念ながら結果を出すことはできませんでした。
今回のことは、様々反省すべき点、党本部ベースで総論として反省すべき点、そして、各都道府県ごとにもう一度しっかりと足元を見つめなければいけない点があると思います。
続きを読む "参院選―反省すべきは反省し、政権政党の責任を果たす" »
いよいよ参議院選挙が近づいてきました。
先日も、週末(6月19、20日)を利用して、私の選挙区である三重県3区や、4区、5区を、三重県の立候補予定者の芝博一さんとともに、国政報告会を兼ねて、ずっと回らせてもらいました。
続きを読む "参院選―単独過半数という高い目標を掲げて一生懸命応援" »
週末(6月12、13日)に久しぶりに地方に出て、参議院選挙の公認予定候補とともに、街頭演説をしました。
土曜日には、奈良と京都、そして静岡、日曜日には、茨城、栃木と全体で5つの県を回って、公認予定候補とともに街頭演説を行いました。
私にとりまして、去年の夏に党幹事長として全国を総選挙で回って以来、事実上1年ぶりの街頭演説で、なかなか戸惑うこともありました。
続きを読む "地方行脚の再開-参院選に向けて、外相の仕事と両立" »
先般の総選挙、本当に多くの皆様にご支援をいただきました。私自身も予想もしないような大きな勝利になりました。この間の皆様のご支援に対して、心から御礼申し上げます。
大変暑い中でしたが、私自身は声がかれた以外は、非常に元気にこの選挙戦を戦い抜くことができました。多くの方に熱狂的な握手を求められ、やや手も痛めましたが、若いお父さんやお母さんが赤ちゃんを抱いて、そして赤ちゃんの手を触る、そういう機会が非常に多かったのですが、おそらく赤ちゃんと握手をしただけでも、何千人の赤ちゃんの手を握ることができたと思いますが、本当に激しい選挙戦の中で、赤ちゃんの笑顔を見ることは、私にとって非常に嬉しい一時でした。
続きを読む "政権交代-これからが本当のスタート、本当の戦い" »
いよいよ明日、衆議院総選挙の公示日を迎えて、このブログでの訴えも今日が最後になります。私は非常におかしいと思いますが、選挙期間中はホームページなどでいろいろお話しすることは、公職選挙法上制限されているからです。
さて、7月21日の解散から、間もなく1カ月近く経ちます。そして、残された期間は2週間(12日間)。これから、本当に1日1日大事にして訴えていきたいと思います。
続きを読む "公示前日-あと12日、政権交代を訴えて駆け抜けていく" »
連日外で街頭演説などをやっていますけれども、今日は月曜日、久しぶりに東京での日程をこなしています。
今、FMTokyoの番組に出演したところですが、久しぶりに渋谷に来たなという感じがします。若い人がたくさんおられます。街頭演説をしておりましても、若い人たちはたくさんおられるわけですけれども、ちょっと気分転換、ほっとした感じがいたします。
続きを読む "久しぶりの渋谷―選挙への気持ちを新たに" »
マニフェストの印刷も出来て、本番用のマニフェストではないのですが、ほぼそれと同じものを、いま街頭演説の際などに配らせてもらっています。
多くの方に大変関心を持っていただき、100万部刷って、300小選挙区ごとにそれぞれ3000部配布しましたが、午前中で全部使ってしまった、なくなってしまったという声も上がり、どれだけ増刷をしようかといま考えているところです。
続きを読む "嬉しい悲鳴-民主党マニフェストが各地で品切れ" »
麻生総理の発言が様々な憶測を呼んでいます。すなわち、近々内閣改造を行い、時間を置かずに解散・総選挙をするのではないかというものです。
その背景にあるのは、静岡県知事選挙や都議会議員選挙の結果が出たあとでは解散のチャンスを失してしまう。つまり、麻生総理では戦えないということになって、「麻生降ろし」が止められなくなる。それ以前に解散をしてしまうべきだという考え方が、いま、ささやかれているわけです。
続きを読む "「解散はそう遠くない」-麻生発言が憶測を呼んでいる" »
昨日、麻生総理が記者会見をしました。
まず、経済対策についてですが、これはこれから予算委員会などでも議論していくことになりますけれども、私は最も納得のいかないのが、定額減税(定額給付金)です。
続きを読む "12月解散の可能性は高い、ここで緩んだほうが負け" »
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