一昨日(17日)、総理が経済対策として、政府の中でしっかり取りまとめを行うようにという指示を臨時閣議でされました。これから、政府の中でしっかり検討していかなければならないと思っています。
その柱は、やはり被災地の復興対策、そして、先般政府として取りまとめた「日本再生戦略」の中で、グリーン、ライフ、農林漁業の重点3分野を決めましたので、そこについて、来年度要求する予定だったものを前倒ししてやっていくということが中心になるだろうと思っています。
もちろん、いま政府の経済の先行きの見通しは、3期連続して慎重な見方に変わってきていますので、状況は非常に厳しい。そういうなかで、手遅れにならないように、果断に景気刺激策もやっていかなければいけない。
私は予算委員会の与党筆頭理事ですが、予算委員会の理事懇談会で集中審議について議論しています。国会開会中から、TPPやその他の外交案件について、野田総理を呼んで集中審議をしようという約束をしていました。
いわば、TPPについて、政府としての意思決定がなされたうえで集中審議がなされるはずだったのが、結局、総理の決断に1日時間を置いたために、前回の集中審議が、政府によってTPP参加交渉に参加するかどうかはっきりしないまま行われたということで、それを補う形でもう1回集中審議をと野党の側から求められていました。
昨日、久しぶりにソフトバンクの孫正義さんとお会いしてお話をしました。
孫さんとの出会いは、そもそも約30年前になります。当時のソフトバンクはいまとは全く違った仕事、つまり、当時パソコンが出現して、そのパソコンのパッケージ・ソフトウェアができて、そのパッケージ・ソフトウェアを販売するための一種の問屋機能を担っていました。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)をめぐる党の経済連携PT(プロジェクトチーム)の提言が、鉢呂座長のもとでようやくまとまりました。
長い総会における平場(PT総会)での議論、そしてPT役員会での議論を通じて、いったんは一昨日(8日)の役員会で全員一致の意見をまとめたのですが、昨日(9日)総会にかけたところ、さらに様々な意見が出て、最終的に役員会でもう一度文章の打ち直しを行って、総会で決まったものです。
いま、私が時間を取って対応している問題が2つあります。1つは、予算委員会です。予算委員会は、7日(月)の午後から始まることになりました。その日程調整を与野党で行っています。
非常に大きな大事な予算ですから、しっかりとした議論をしたいと思っていますが、他方で、あまり時間をかけるわけにはいきません。内容的には、与野党間でそう大きな違いがあるわけではないので、7日の午後に予算委員会をスタートさせて、8日、9日、10日あたりで予算を成立させたいと思っています。
いま、民主党の中で、第3次補正予算の編成作業と並行して、その財源をどうするかという議論を全員参加で行っています。全員参加といっても、出席している議員はおおむね50~60人かと思いますが、その議論に、今日も私は出席して2回発言しました。
新聞でも一部報道されていますが、増税をすることそのものについて問題があるという発言があったので、それは違うだろうということを申し上げました。
いま、特例公債法案の問題がクローズアップされています。予算はすでに通って、もちろん実施されていますが、これは、その裏付けとなる国債を発行するための法案です。
「特例公債を発行することができる」という極めて簡単な文言の法案ですが、これが通っていないことによって、国債が発行できずにいます。
こういう事態が長く続くと、もちろん税収だけではまかなえないので、結局どこかでお金がつまってしまいます。そういうことになると、被災地にもお金がいかなくなるし、地方にもいかなくなります。社会保障も回らなくなります。
本日の閣議で来年度予算の政府案が決まりました。
内容的には、私はいいものに仕上がったと思います。メリハリのついたものでした。
やや難点を言えば、私の希望としては、予算規模が92兆4100億円ということで、昨年の92兆2992億円と比べれば、若干とはいえ上回りました。
昨年10-12月期のGDPがマイナス12.7%、第1次オイルショック以来の大きなマイナスということで、いままでの厳しい景気の現状が数字でも裏付けられる結果になりました。より問題なのは、1-3月期はさらに悪くなるだろうと予測されることです。
いつかもお話ししたかと思いますが、私の地元を歩いていましても、自動車関連の2次請け、3次請けになりますと、仕事が7割~8割減ってしまった、つまり2割~3割しか操業できてないという話は、ごく当たり前のように聞かれます。週に3日~4日休んだり、様々なことが現実に起きていまして、この景気の深刻さを改めて感じています。
今日はいま話題になっている郵政民営化会社(日本郵政株式会社)の資産の売却について、私の思うところを少しお話したいと思います。
現時点で問題になっているのは、郵政民営化会社がオリックスに対して売却する予定だった簡易保険の施設を中心とした様々な施設について、それがどうして一括であったのか、あるいは安すぎたのではないかということが議論されています。
昨日は国会本会議もないということで、朝地元に戻って、そして今日の朝、また東京に戻って参りました。
15社くらい、地元の中小企業の経営者の方とお話しをし、そして、工場の中などで働いている皆さんと少し言葉を交わしたり、あるいは握手をさせていただいたりして参りました。
改めて感じるのは、不況が非常に深刻化しているということです。派遣切りなどということが、テレビでも話題になりますが、私の選挙区においても、いつか申し上げたと思いますけれども、かなり深刻な状況です。
国会の会期末を直前にして、昨日の麻生総理と小沢代表の会談によって、かなり緊迫感が高まってまいりました。
いろんな考え方があると思いますが、しかし、小沢代表も言われるように、「政局よりも政策だ」「いまの金融経済状況から見て、それに対する対策を早急にやることが必要なのだ」と言われたのは麻生さんご自身です。にもかかわらず、第2次補正予算案が出てこない。
第1次補正予算はすでに成立しましたが、これは金融危機に対応するものではないということは政府自身も認めているわけです。
昨日、麻生総理が記者会見をしました。
まず、経済対策についてですが、これはこれから予算委員会などでも議論していくことになりますけれども、私は最も納得のいかないのが、定額減税(定額給付金)です。
世界の金融危機で、株の値段も激しく乱降下しています。
この金融の問題をどう考えていくのか。いまから10年前、民主党が出来た頃ですが、「金融国会」というものがありました。私もその当事者の1人だったわけですが、あのときは日本の金融機関の不良債権の問題。今回は日本の問題というより、アメリカはじめ世界の金融体制が揺らいでいるという問題で、日本だけで対応できる問題ではない、より深刻な問題であると言えると思います。
民主党最高顧問、政治改革推進本部長
最近のコメント