「新事業仕分け」を、金曜日(16日)から日曜日(18日)まで3日間、みっちりやらせていただきました。特に金曜日は、解散の日で大変慌ただしかったのですが、大部分は私も出席しました。
金曜日には、例の復興予算の問題。復興予算に計上されているもの、そして来年度要求されているもの、それが本当に復興予算でやることが適切かどうかということについて、議論をしました。多くの事業について、復興予算で計上するのは適切ではないという結論になりました。
そして、2日目の土曜日(17日)が生活保護の問題を中心に社会保障に関すること。生活保護については、1つは本当に保護が必要とされる方々にきちんとした支給がなされなければいけないが、かえって自立の妨げになっているようなことがないのか。そういう視点で議論させていただきました。
今回の改造は、思いのほか大きなものになりましたが、今まで党でいろいろご尽力いただいた城島国対委員長や樽床幹事長代行、そして前原政調会長に、それぞれ閣内に入っていただいて、しっかりとこれから協力しならやっていきたいと思っています。
「近いうちに」というのはいつになるかはともかくとして、少なくとも衆議院議員の任期が1年を切っているわけですから、どこかで総選挙ということになります。その総選挙に向けて、しっかりと野田政権、あるいは、今回のこの4年間の民主党政権の仕上げをやっていかなければいけないと思っています。
少し前(14日)のことになりますが、第9回の行政改革実行本部を開催しました。
全閣僚出席の中で、いくつか重要なことを決めさせていただきましたので、申し上げておきたいと思います。
まず1つは、独立行政法人や特殊法人などで働く役職員の給与水準の問題です。
平成23年度段階での数字を調べると、特殊法人などのラスパイレス指数が107.9、独立行政法人が104ということで、これは国家公務員を100としたときの比較ですから、国家公務員よりも給与が高いという結果が出ています。
今日(13日)は、参議院社会保障・税一体改革の特別委員会が初めて開催され、これから、いよいよ場所を参議院に移して、関連8法案、つまり、税制2法案、年金2法案、子ども・子育て3法案、そして議員立法の社会保障改革推進法案の審議が始まります。
衆議院と異なるのは、関係大臣だけではなく、民主、自民、公明各党の修正協議の責任者の皆さんも、答弁者として参加をしていただきますので、そういう意味では、若干負担は軽くなる。そうは言いましても、ずっと座っていなければいけないので、来週は水曜日(18日)から、ずっと特別委員会への出席が求められます。
さて、もう1つの私の重要な仕事である行政改革につきまして、今日、全閣僚からなる行政改革実行本部を、野田総理にも出席していただき、開催しました。そこで3つの重要なことを確認させてもらいました。
「共済年金職域部分と退職給付に関する有識者会議」で議論していただいていた、公務員の年金の問題についての議論の結果が出ましたので、そのことについて、一言申し上げたいと思います。
人事院の調査では、官民格差、つまり退職一時金と年金の合計額(退職給付)が、公務員のほうが民間よりも400万円多いという結果が出ました。5年前の調査では、官民格差はほとんどなかったわけですが、今回400万円という大きな差が出ました。
有識者会議の結論は、これをどうするかというのが1つの論点で、そのことについては、これをなくすという結論になりました。ただし、1回でなくすのではなくて、段階を踏んでなくすという意見が多数だったわけです。
今朝(20日)10時から、政府・民主三役会議を開きました。
これは、政府側からは野田総理、私、藤村官房長官、党側からは輿石幹事長、樽床幹事長代行、前原政調会長、城島国対委員長、この7名で、最終的な今回の社会保障・税一体改革、民自公3党で実務者が合意したものについて、これを党の決定とするということを確認しました。これで、党としては決まったということです。
もちろん、これから両院議員懇談会などで、多くの議員の皆さんの話も聞かなければなりませんが、党としての意思決定は終わったということです。
いよいよ新しい野田政権がスタートしました。内閣改造を月曜(4日)の晩に行ったところです。
いろいろな理由があって、5人の閣僚を交代させるということになったわけですが、非常に手堅い布陣ではないかと思います。専門家の方々を中心に、今までしっかりと仕事をしてきていただいた副大臣や副大臣経験者を大臣にするなど、非常にいい形での新しい内閣のスタートになったのではないかと思います。
もちろん、今までの閣僚の前田武志さん、田中直紀さん、小川敏夫さん、そういった方々は、一生懸命立派な仕事をされたと思いますけれども、今回、フレッシュなメンバーに代わってパワーアップし、しっかりと仕事をしていかなければいけないと、改めて感じているところです。
昨日(7日)、行革懇談会をスタートさせました。
これは、京セラの名誉会長の稲盛和夫さん、そして行政刷新会議の民間のメンバーの皆さんを構成員とする、私の私的諮問機関です。
第1回ということで、野田総理にも出席していただき、冒頭ご挨拶をしていただきました。
この懇談会は、行革について、広く民間の有識者の皆さんから大所高所のご意見をいただくためにスタートさせたもので、現時点では、副総理(内閣府特命担当大臣)である私の私的な懇談会という位置づけです。
先般、行政改革について、「行政改革懇談会」を設けるということを明らかにしました。
構成メンバーから言いますと、京セラの稲盛和夫名誉会長をはじめ、その他行政刷新会議の現在のメンバー、追加的にメンバーになっていただいた方々、例えば住友商事会長の岡素之さん。岡さんは、今まで規制改革について、行政刷新会議のもとで、しっかりと引っ張っていただいた方です。あるいは、元鳥取県知事の片山善博さん、そして連合会長の古賀伸明さん、その他経済人、学者の皆さんにメンバーになっていただきました。
今日(26日)は、私が担当している「共済年金職域部分と退職給付に関する有識者会議」の第1回が開催されました。
民間有識者の皆さんにお入りいただき、ご議論いただくという場です。議論していただくことは2つあります。
1つは、先の人事院の調査で、退職給付、これは退職金と年金(3階建て部分)を合わせたものですが、これで官民の間に約400万円の格差がある。つまり、国家公務員のほうが民間よりも多い。この格差をどうやって縮めていくか、あるいは、なくしていくか、ということをご議論いただくのが1つ。
東京も桜が満開です。
私も、ゆっくりと花見に行きたいなあと思いますが、なかなかそれも叶わぬことですので、車の窓から九段や国会議事堂周辺の桜の満開の模様を見て、やはり桜は良いなあと実感をしているところです。
さて、国会でようやく予算が成立し、第2ステージに国会審議は入りました。これから、さまざまな法案についての審議が始まるわけです。
皆さんは、霞が関の各役所が、新聞や雑誌などの定期刊行物を、年間いくらぐらい購読していると思われますか?
試しに、親しい大臣に聞いてみました。大体皆さんは、「200~300万円」「500~600万円」と言われます。それで私が、「よく調べてみてください。おたくの省は新聞だけで3000万円ですよ。新聞・雑誌合わせればその倍くらいですよ。多いところは新聞だけで6000万円ですよ」と言うと、「えっ!?」と、大臣も驚いてしまうわけです。
今日の閣議で、新規採用の抑制について正式に決まりました。
この問題は、賛否両論いろいろご意見をいただいていましたが、私としては、政権交代後の2年間、その前(平成21年度)と比べて、4割弱(23年度)、3割弱(24年度)と新規採用を減らしていたわけですが、それをさらに大幅に上回る削減ということでお願いしていたものです。
最終的には、56%抑制ということに決まりました。四捨五入すれば6割ということですが、まずまずの結果になったと思います。
民主党最高顧問、政治改革推進本部長
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