一票の格差をめぐる、前回の、つまり昨年12月の総選挙についての東京高裁と札幌高裁の判決が出ました。引き続きたくさんの訴訟が起こされていますので、今月中に各地で高裁レベルの判決が出て、そして最高裁、秋頃と言われていますが、場合によってはもっと早く最高裁の判断が下される可能性があります。
東京高裁、札幌高裁はともに、昨年末12月の総選挙について、これは違憲であるということを判断し、ただ、選挙そのものを無効にするということは避けた判決になっています。
そういう意味では、予想された範囲の中、つまり無効ということまでは言わなかったということではあります。
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先週末の土曜日(23日)に、民主党三重県連の大会がありました。海江田代表にも時間を割いて来ていただいて、選挙の総括、そして、これからのスタートについて確認をさせていただきました。
そして日曜日(24日)には、党大会が開かれて、そこでも選挙の総括、同時に新たな綱領について確認がされました。
いずれも党の中で議論を重ねてきたことなので、私もいろいろ発言をしました。取り入れられたものもそうでないものもありますが、多くの仲間が議論をした結果のものとして、異論なく受け入れられ、そして、参議院選挙に向けて、党の再生に向けてスタートを切ったところです。
もちろん、参議院選挙は非常に厳しいことが予想されます。しかし、自民党のいまの政治を短期的には上手くいっていると受け止めている方は多いと思いますが、私は、自民党が大きく変わったと思っていません。
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党務に関する会議が、昨日(8日)の午前中は続きました。
まず、政治改革推進本部の役員会を開きました。インターネットを通じた選挙運動について、鈴木寛さん(参院議員)が小委員長を務める小委員会で議論した結果が報告され、多少いろいろな議論はありましたが、役員会として方向性を了承しました。来週にでも総会を開いて、ご議論いただこうと思っています。
このインターネット選挙解禁の問題は、従来から民主党が最も熱心に取り組んできました。いろいろな理由でなかなか他党の合意が得られずに、法改正にまでは行っていなかったわけですが、しっかりとこの問題について党として取り組んでいきたいと思います。出来れば参議院選挙までに適用したいと思います。
続きを読む "ネット選挙解禁―役員会で方向性を了承、非常に意義のある法改正" »
週末は当面、地元を中心に活動をするということは申し上げたと思いますが、まさしくいま、それに力を入れています。
私の選挙区においては、1日使える日には、幹事会を10回以上を目安に開いています。これは、事務所のスタッフもかなり大変なのですが、私の選挙区の中で、「町」や「字(あざ)」は、ざくっと言って500ぐらいあります。
その中の150ぐらいに、その字を代表する代表幹事、あるいは副代表幹事、幹事の皆さんがいて、いざというときには、その字の中に大体くまなく声をかけていただける。そういった後援会組織がきちっとできている字や町は150程度。
続きを読む "地元活動―町・字での組織固めと三重県全体の足元固めに走り回る" »
先般の民主党三重県連の幹事会において、私が県連代表に就任することになりました。
今回、衆議院選挙における敗北を受けて、もう一度しっかりと民主党を立て直さなければいけない。そして、そのためにも、まず三重県連をしっかりと再構築し、そのうえで参議院選挙、どうしてもこの三重県でも勝利しなければいけない。そういう思いで、県連の代表をお引き受けしたところです。
三重県は、高橋千秋さんと芝博一さんという、いずれも民主党の参議院議員が当選をしてきました。そういう意味では、参議院の中でも特に民主党が強い県だということが言えると思います。
続きを読む "県連代表就任―三位一体の三重県方式で参院選を戦い抜く" »
正月はいかがお過ごしになったでしょうか。私は、1日の夕方から2日間は東京で過ごしましたが、それ以外は、ずっと地元(三重)で新年会に出席するなどして、過ごさせていただきました。特に、私の地方では、「初集会」といいまして、自治会単位でほぼ全員の方々が集まって、1年間の自治会の計画や決算の報告をする仕組みがあります。したがって、そこに出て、3分間ほどお話をさせていただくといったことを地元ではしています。
続きを読む "地元活動―党を再生させるというメッセージをあらゆる機会で発信" »
安倍内閣がスタートしました。
首班指名のために衆議院本会議場に入ってまず気付いたことは、席が議長から見て右手から左手の野党席になっているということ。そして、人数も2005年衆院選のあの敗北の直後よりもさらに減ってしまったということです。
私よりも当選回数が多い方というのは、横路孝弘前衆議院議長と菅直人さんだけで、同期も大畠章宏さん、高木義明さん、赤松広隆さんと、非常に少なくなってしまいました。
同期の中で連続当選してきた仲間である鉢呂吉雄さんと細川律夫さんは、いずれも社会保障と税の一体改革の大変な影の功労者です。
続きを読む "安倍内閣の外交―早々の選挙公約の反故、信じた有権者に説明を" »
先日(19日)の両院議員総会で、次の代表を選ぶ手順について議論されましたが、もう少しいろいろな議論をしてからということで、日程が先送りになりました。
私自身も、この3年3カ月間の民主党、今回の選挙で国民の皆さんから厳しいお叱りをいただいたわけですが、何が問題だったのかということについて、一度じっくり話してみたほうがいいと思っていました。
その上で、お互い共通認識を持って、リーダーを選んだほうがいいと考えていましたので、日程が先送りになったことは決して悪いことではないと思っています。
続きを読む "民主党政権の3年3カ月―何が足りなかったのか、徹底的に議論を" »
総選挙が終わりました。
結果は、報じられている通り、民主党は大きく議席を減らすことになりました。代わって、自民党の議席が非常に増えて、政権交代が再度行われることになりました。
今回のこの結果をどう考えるか、これから党の中でもしっかりとした議論が必要だと思います。
ただ、比例における自民党の得票率は、前回政権交代が行われたその時とほとんど変わっていませんので、そういう意味では、自民党に対する期待があったということではないと思います。
続きを読む "総選挙終わる―次なる再生に向けてチャレンジを続けていきたい" »
いよいよ総選挙が始まります。
非常に重要な選挙で、かつ民主党に対しては厳しい風が吹いていますが、それを乗り越えて、しっかりとこの国の政治を担う、そういう民主党であり続けたいと考えています。
この選挙で、いくつかのことを私は訴えていきたいと考えています。
まずは、社会保障と税の一体改革。私たちは3年3カ月前に、(政権交代後の)4年間、消費税を上げないというお約束をしました。にもかかわらず、なぜ消費税の引き上げを含むこの改革を実現したのか。それは、まさしく状況の大きな変化。すなわち、ヨーロッパの経済危機や東日本大震災、そういうなかにあって、改めていま私たちが置かれている日本の財政状況の厳しさを考えさせられたということです。
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いよいよ衆議院が解散になりました。
いつものことながら、本会議場で衆議院の解散が議長によって伝えられました。
私は、万歳はしないでおこうと思って本会議場に入りました。そもそも、なぜ万歳をするのかよく分からないということもありますが、やはり戦いの前にしっかりと気を引き締めて解散の時を迎えたいと思ったからです。
本会議場の最後列に私の席、そして通路を挟んで隣が野田総理の席です。解散のその瞬間に野田総理の顔を見ますと、非常に厳しい顔をして、もちろん万歳はせずに、議長の方を凝視しておられました。万感の思いを込めて、この解散の時を迎えたということがよく伝わってきました。
続きを読む "衆院解散―良い人材を1人でも多く当選させるため、全力を尽くす" »
先ほど党首討論が終わりました。特に、安倍自民党総裁と野田総理、あるいは山口公明党代表と野田総理のやり取りは、まさしく解散をめぐるやり取りで、総理が16日に解散することを明言される、歴史に残るやり取りになったと思います。総理はまず、谷垣総裁との約束は守る。そういう意味で、解散するタイミングを伺ってこられた。そして、今回いよいよ決断をされたということです。それにあたって、いくつかのことを言われました。1つは、昨日、民自公3党間で合意した特例公債法案の扱い。つまり、今後この法案が政争の具にならないようにすることも含めて、この国会で法律を成立させるということに関して、「今週中に」ということを言われました。
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日曜日(28日)投票の鹿児島3区の補選。突然お亡くなりになった松下大臣の後を受けての補選でした。残念ながら及びませんでしたが、5600票差まで迫ったというのは、非常に大きなことだと思います。
元々保守地盤の厚いところで、国民新党公認、民主党推薦という形で、全力で戦わせていただきました。もちろん、負けは負け。しかし、希望の見える負け方だったと思います。
私も半日入って、3会場で応援させていただきましたが、野間さんは敗れたものの、非常にいい候補者ですから、「近いうちに」行われる総選挙において、今度こそはしっかりと勝利をしていただけると期待しています。
続きを読む "鹿児島3区補選―希望の見える負け方、民主への信頼は取り戻せる" »
先ほど臨時党大会が開催され、野田さんが民主党の代表として再選されました。これは、予想されたことではありましたが、国会議員の数でも、地方議員、党員・サポーターの皆さんの投票を加味した数でも、圧倒的に野田候補が支持を得たということで、非常に良かったなと思います。野田総理に対する党員・サポーター、つまり国民の皆さんの確かな眼と言いますか、評価を実感することができました。
続きを読む "野田代表再選―いかなる立場でも、1人ひとりがしっかり努力を" »
週末(16日、17日)に、代表選挙を兼ねて、三重県の4区・5区に入ってきました。4区の森本哲生さんと5区の藤田大助さんの地元で、それぞれ集会を開いたり、関係者の皆さんと意見交換をしたりしました。4区・5区は比較的森林が多く、そして鳥羽などは観光地も抱えています。そういうなかで、森林経営者、鳥羽の旅館の若手経営者、関係者の皆さんと意見交換することもできました。森林は、私の親戚も経営に携わっていますが、大変厳しい状況で、木材価格は下がっています。
続きを読む "森林・旅館経営―木材需要の拡大と三重の魅力発信の必要性を実感" »
民主党の代表選挙が、いよいよスタートしました。野田・現代表に加えて、3人の対抗馬が立って、4人で議論することになりました。私は、いい代表選挙をぜひやってもらいたいと思っています。野田さんのいままでの実績は申し分ないと私は思いますし、しっかりと再選を果たし、引き続き日本国総理大臣として頑張っていただかなくてはならないと思っています。ただ、3年間の代表を決め、党員サポーターのみなさんにも投票していただくわけで、しっかりとした代表選が行われること自体が、非常に重要なことだと思っています。
続きを読む "民主党代表選―大いに論争すべし、ただし、しっかりとまとまる" »
民主党の代表選挙が先ほど行われて、野田佳彦さんが新代表に選ばれました。第1回目の投票では、海江田さんが143票、野田さんが102票、前原さんが74票、鹿野さんが52票、馬淵さんが24票でした。
当初、野田さんが100票を超えるのはなかなか難しいかなと私は思っていましたが、これを何とか超えることができたことで、2回目に215票という大量得票につながりました。
1回目で前原さん、鹿野さん、馬淵さんに入れた方の多くが、2回目で野田さんに投票していただいたことになります。大変厳しい選挙でしたが、この間、一生懸命に頑張っていただいた仲間の皆さんに、心からお礼を申し上げたいと思います。
続きを読む "野田新代表-国民の生活のため、泥臭く頑張ってほしい" »
私が委員長を務める「マニフェスト検証委員会」は9回議論を重ねてきましたが、今日(26日)、その結果を報告することができました。詳しくは、党のホームページをご覧いただきたいと思います。
この中では、マニフェストに書かれている具体的な政策で、実現していることはたくさんあることを、実例を挙げて申し上げています。
続きを読む "マニフェスト中間検証-委員会で議論を重ね、一致した結論" »
先ほど、党の役員会、常任幹事会、そして両院議員総会で、菅総理が代表を辞任することを述べられました。そして、代表選挙の手続きに入ることが決定されました。
菅総理は挨拶の中で、「自分として、すでに(6月2日の)代議士会において、一定のメドがつけば若い世代にバトンタッチをすると言い、そしてその一定のメドとは、第2次補正予算、公債特例法案、再生可能エネルギー法案の3つが成立したときだと考えると言ってきた。」
続きを読む "代表の辞任と選挙-最後まで見届けるが、荷が降りた感も" »
菅総理が、2法案(公債特例法案、再生可能エネルギー法案)が成立した場合に退陣されることを明確に述べられて、民主党代表選挙に向けた動きが、いよいよ本格化してきました。
今日(22日)の党役員会において、具体的な考え方や日程などについて方向性を決めたので、そのことについて、少しお話ししたいと思います。
続きを読む "代表選挙―2法案成立を前提に、党役員会で日程を決定" »
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