いよいよ総選挙が始まります。
非常に重要な選挙で、かつ民主党に対しては厳しい風が吹いていますが、それを乗り越えて、しっかりとこの国の政治を担う、そういう民主党であり続けたいと考えています。
この選挙で、いくつかのことを私は訴えていきたいと考えています。
まずは、社会保障と税の一体改革。私たちは3年3カ月前に、(政権交代後の)4年間、消費税を上げないというお約束をしました。にもかかわらず、なぜ消費税の引き上げを含むこの改革を実現したのか。それは、まさしく状況の大きな変化。すなわち、ヨーロッパの経済危機や東日本大震災、そういうなかにあって、改めていま私たちが置かれている日本の財政状況の厳しさを考えさせられたということです。
続きを読む "総選挙―厳しい風を乗り越えて、日本の政治を更に前に進めていく" »
先ほど党首討論が終わりました。特に、安倍自民党総裁と野田総理、あるいは山口公明党代表と野田総理のやり取りは、まさしく解散をめぐるやり取りで、総理が16日に解散することを明言される、歴史に残るやり取りになったと思います。総理はまず、谷垣総裁との約束は守る。そういう意味で、解散するタイミングを伺ってこられた。そして、今回いよいよ決断をされたということです。それにあたって、いくつかのことを言われました。1つは、昨日、民自公3党間で合意した特例公債法案の扱い。つまり、今後この法案が政争の具にならないようにすることも含めて、この国会で法律を成立させるということに関して、「今週中に」ということを言われました。
続きを読む "党首討論―政治家としての器、その大小がはっきり出た討論" »
今日(7日)、長かった通常国会が終わりました。
この国会は、1月から9月までという極めて長い期間でしたが、法案の成立率は必ずしも高くなく、重要な法案がいろいろ積み残されたということは、多くの課題を残したと思います。
私の所掌の関係でも、独立行政法人の改革に関連する法案は、審議をされることなく終わってしまいました。
そして、より重要な公債特例法案については、結局廃案になってしまったわけです。したがって、政府としては、今日の閣議でも確認しましたが、執行の抑制ということを一部やらざるを得ないという状況になりました。
続きを読む "国会閉会―国会が機能しなければ、既存政党への期待感が失われる" »
社会保障・税一体改革関連法案の採決に当たって、反対をされた方々を中心に、衆参で50名規模での離党届が提出されました。そして、小沢元代表が近々、新党の結成に至るのではないかということが伝えられています。
まず、社会保障・税一体改革担当大臣として、このことは非常に残念だと思っています。
いろいろな議論があるにせよ、党の中で手続きを経て、前に進めてきた問題。最終的に、「それが受け入れられないから離党する」というのは、あれだけの議論を重ねてきただけに、大変残念なことです。
続きを読む "離党問題―大変残念、与党の責任を自覚し、歯を食いしばり頑張る" »
昨日(26日)午後、ようやく衆議院本会議において、社会保障・税一体改革関連8法案が採決され、可決しました。
午前中には、衆議院社会保障・税一体改革特別委員会で締めくくり総括質疑を行って、まず委員会で8法案が可決されました。
委員会では、100時間を超える極めて長い審議でしたが、そこにすべて参加をさせていただいて、答弁をしてきました。
続きを読む "一体改革法案可決―歴史的合意、政治が前に進んでいる証" »
ここ数日、大連立についての、私のことに関わらず、様々な報道がなされています。このことについて、きちんとご説明しておきたいと思います。
まず、報道はNHKから始まったわけですが、「私が自民党の有力議員に大連立を申し入れて、そして、その有力議員は断った」というものです。各紙もNHKが報道したということもあって、同様のことを伝えています。
このことについて、私は先般(17日)、沖縄に行ったときに記者会見で問われ、明確に答えています。つまり、まず、この報道が極めて異例であるということです。
続きを読む "大連立報道―極めて異例・不正確な報道、報道側に説明責任" »
3月6日の閣議の前に、全閣僚がメンバーの「行政改革実行本部」を開き、そこで2つのことを決めました。
一つは、比較的小さな話ですが、独立行政法人の職員宿舎の見直しについてです。昨年12月に新しい基準が出て、国家公務員の宿舎の見直しが行われることになりました。独立行政法人の宿舎についても、今までも見直しをやってきましたが、改めて新しい基準を作り、よりしっかりと見直していこうということです。
続きを読む "行革実行本部―独法宿舎見直しと国家公務員新規採用削減" »
週末(7月29日)に東日本大震災の復興基本方針が決まりました。新聞やテレビなどでご承知の方も多いと思います。
この方針を作るにあたって、党内では平場(全議員対象の会議)でかなり議論がなされました。特に財源をめぐって、木、金曜日(28、29日)にそれぞれ2時間以上にわたる議論を行いました。
出席者は50名ほどで、限られた人々でした。その中では賛成論は5、6人いましたが、それ以外の多くの人が意見を言われました。
続きを読む "復興基本方針の決定-財政の規律とリスク、与党議員の責任" »
昨日(1月18日)、私と、枝野官房長官に代わって幹事長代理に就いてもらった藤村修議員と国対委員長の安住淳議員と3人で、各党の幹事長、国対委員長への挨拶回りをしました。
挨拶回り自体は、1つの党あたり20分ほどで、マスコミもいるので、そう深い突っ込んだ議論にはなりませんでしたが、国会開会を控えて、改めて審議への協力をお願いしました。なかなか厳しい反応も、一部の野党から返ってきました。
続きを読む "国会運営のあり方-危機感を持って与野党を超えた議論を" »
皆さん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
新年のご挨拶ですが、私は、1月3日から仕事を本格的に開始しました。地元各地で初寄り集会が行われて、15会場ほど回って、ご挨拶をさせていただきました。
続きを読む "新年のご挨拶-正念場の年、総理と同じ方向を向いて頑張る" »
今日は、民主党としての企業・団体献金のお話をしたいと思います。
ここ数日、新聞は非常に大きく載せており、非常に誤解を招きやすい問題ですので、私からご説明したいと思います。
まず、民主党の基本的な考え方は、企業・団体献金を将来的に廃止する。ただし、廃止するにあたって、個人献金がきちんとやりやすい税制上の仕組みなどを整えて、3年後に企業・団体献金を廃止すると決めました。
続きを読む "企業・団体献金―マニフェストに沿った決定、正確な報道を" »
今日は、議員のいわゆる世襲の問題についてお話ししたいと思います。この問題は、私が本部長を務める政治改革推進本部ですでに方向性を出し、そして、その後各議員のアンケート調査も実施しました。
そういうものを踏まえて、近々、もう一度所属議員の皆さんの意見を聞き、集約したい。結果を出して、次の選挙でマニフェストにきちんと示して、政権を取れば実現していきたいと考えています。
続きを読む "世襲――民主党は一歩先を行く、自民党も真剣に議論を" »
小泉元総理が次期総選挙には出ないということを明らかにされました。私はある意味、小泉さんらしい1つの身の処し方だなと思います。
その点は、私なりに評価をするわけですが、ただ、そうであれば、どうして総理を辞められたときに次の総選挙に出ないということを言われなかったのか。ここは非常に大きな疑問を持ちます。
もっとハッキリ言うと、次男を自分の後継者として据えるために、ギリギリまで引っ張ったと言われても仕方がないんじゃないかと思います。
続きを読む "小泉元総理の引退――「父親の気持ち」で世襲とは" »
先ほど衆議院本会議が開かれ、福田新総理が所信表明演説を行われました。一言で言うと、非常に薄味だったなと思いました。
いままで、小泉さん、安倍さんの比較的濃い演説を聞かされていた立場からすると、官僚が中心になって作った演説を淡々と読み上げられたという気がしました。
そういう中で、若干気になったところがあります。
続きを読む "非常に薄味だった福田新総理の所信表明演説" »
先ほど衆議院の本会議が開かれ、首班指名の投票を行いました。我々はもちろん、「小沢一郎」と書いたわけですが、圧倒的多数で福田さんが衆議院としての首班の指名をされました。
もちろん、参議院においては、いま投票が行なわれているところですが、こちらでは、圧倒的に小沢一郎さんが指名されるということになります。
続きを読む "福田新総理――党四役は厳しい船出、組閣は清新な人を" »
昨日、同様に安倍総理の記者会見が開かれました。この間の経緯について説明をされましたが、非常にやつれて、痛々しい感じでした。本当にご苦労様でしたと申し上げたいと思います。
ただ、これは安倍さんだけの責任ではないのですが、与謝野官房長官や、麻生幹事長にも責任があるわけですが、やはりこの間に代理を立てなかったというのは、私はどうしても理解ができません。
続きを読む "総理の臨時代理を立てなかったことは理解できない" »
昨日、安倍総理が突然の退任を発表されました。
私は仲間の議員とともに衆院本会議の代表質問が始まるのを待っている状態でしたが、突然飛び込んできたニュースに大変驚きました。
私自身も、本来なら来週から予定されていた予算委員会を控えて、予算委員会の理事会で日程の協議が始まり、そして、私自身もバッターに立つ予定でしたので、かなり無理をしていろいろ勉強をして、質問の準備もしていましたので、そういうものが全部飛んでしまいました。
続きを読む "安倍総理の辞意表明――劇場型政治から真面目な政治へ" »
いま本会議が終わりまして、安倍さんの所信表明演説を聞いてきました。そのことについて、一言申し上げたいと思います。
非常に捕らえどころのない演説だったと思います。参議院選挙におけるあれだけの大敗、そして、それにもかかわらず続投するということであれば、いままでの何が悪くて、何をどう変えるのかという明確なメッセージがあるべきだったと思います。残念ながら、そういうものは安倍さんの演説からは感じ取ることができませんでした。
続きを読む "所信表明――極めてメッセージ性の乏しい演説だった" »
私はこの日曜日、日帰りで長崎と佐賀を訪れました。それぞれ、参議院の候補予定者と一緒に街頭演説をしたり、集会に参加したりしました。
その中でも申し上げてきたことですが、この6月の給料日、皆さんも是非給与明細をしっかり見ていただきたいと思います。住民税が非常に上がっていることにお気づきの方が多いと思います。
続きを読む "もっと怒りを――今月の給与日には明細をしっかり見て" »
最近のメディアをにぎわす問題として、大手銀行の政治献金再開の問題があります。
このことは、私も初めて聞いたとき強い違和感を持ちました。つまり銀行は、まず税金を資本注入されて、それを返済したとはいえ、それから間もないわけです。そして、法人税は払っていないし、しばらく払わなくていい仕組みになっています。
続きを読む "理解しがたい大手行の政治献金再開とりそな銀の融資増" »
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