(政府が保有する)日本たばこ産業株式会社(JT)の株式の売り出し価格と株数が発表されました。
一株当たり2949円。つまり、3月11日の東証の終値(3010円)から2%ディスカウントした額。そして、売り出し株が2億5326万1800株。
このことによって、売却収入9734億円が国に入り、復興に充てられるという見通しです。私はこのことを大変喜んでいます。最近の株高ということもあって、まとまった1兆円近いお金が国に入り、復興に使われるということは、非常に良かったと思います。
私が幹事長時代に、復興財源をどうやって捻出するかという議論をしました。そういうなかで、このJT株の売却は、私が強く主張した、そして、実現に至ったという経緯がありますので、喜んでいるわけです。
続きを読む "JT株売却―幹事長時代に決定、復興財源のためさらなる売却を" »
いま復興予算について、いろいろな問題があるのではないかという指摘が、メディアによってなされ、今日も参議院の決算委員会に私も呼ばれて、答弁を若干しました。
この問題は、議論にやや混乱が見られます。メディアもつまみ食いで報じているところもありますので、改めて私から申し上げたいと思います。
まず、被災地以外のところにいろいろ予算が使われていること自身が何か問題かというと、それは法律上、被災地以外についても使うということが明記されているわけです。
続きを読む "復興予算―新仕分けでしっかりチェック、より重視すべきは被災地" »
先週の土曜日(6日)に、私が地元桑名市で行ったオープンセミナーでの発言が、随分と誤解を招きやすいものとして報道されていますので、私がどういう発言をしたかということをここで明らかにしておきたいと思います。
私が申し上げたことは、今回の福島の事故がいかに厳しいものであったか、そして、関係者に大変なご苦労をおかけしているということを申し上げたうえで、しかし、一歩間違えれば、この事故はさらに最悪な事態ということも考えられる状況であった。東日本全体が汚染されるというようなこともあり得た。そうならなかったのは、それは単に幸運によるものでしかない。つまり、運が良かったから最悪の事態を免れただけで、逆に言うと、そういう最悪の事態になる可能性は十分にあったということを申し上げたわけであります。
続きを読む "福島原発事故に関する私の発言―誤解を招きかねない報道は残念" »
9月1日(土曜日)に、「防災の日」にちなんで、具体的な首都直下型地震を想定した防災訓練を行いました。朝7時に、私はじめ各閣僚の自宅の防災電話が鳴り、訓練であるということを伝えたうえで、「直ちに官邸に参集するように」という指示がなされました。基本的に、各閣僚は徒歩で官邸に集まるということで、多くの方々は議員宿舎から歩いて官邸に集まられたわけです。
続きを読む "政府防災訓練―行政改革担当大臣として気が付いた改善すべき点" »
土曜日(21日)に、福島県のいわき市を訪ね、社会保障と税の一体改革を考える「明日の安心」対話集会を開催しました。
朝早く出て、まず「Jヴィレッジ」に行ってみました。ここは、言うまでもなく、福島第一原発で様々な作業を行っておられる方々の出発点となっている場所で、私は一度是非訪れたいと考えていました。
実は、幹事長時代の昨年5月に訪れる予定にしておりましたが、たまたま菅総理と同じ日に訪問することが直前にわかり、私は遠慮させていただいたという経緯があります。
続きを読む "いわき再訪―厳しい状況の中、前向きな動きもあり嬉しく" »
先週末、久しぶりに地元に帰りました。今の大臣を受けてから、地元に入るのは2回目です。
今回は、私が総支部長を務める民主党三重県第3区総支部の大会、つまり1年間の報告をし、今年度の計画についてご承認をいただく、そのために出席をしました。
昨年の総支部の収支報告について説明をし、そして、今年度の予算についてご承認をいただいたところです。
続きを読む "三重県のがれき受け入れ―地元選出議員として働きかける" »
最近ちょっと気になっていたニュースの1つに、被災地の瓦礫(がれき)処理の問題があります。
岩手県や宮城県の可燃ゴミについて、各都道府県に処理をお願いしているのですが、現在のところ、東京都だけが手を挙げて了解してくれています。残念ながら、それ以外に現実に引き受けてもらっているところはないようです。大変残念な思いがします。
被災地を見れば、とても短期間でその処理ができないことは明らかで、これは、日本の中で他の県や市町村が引き受けなければ、とても処理できません。
続きを読む "被災地の瓦礫処理-助け合いの精神で自治体の協力を期待" »
第3次補正予算の審議がようやく終わりました。衆議院予算委員会、衆議院本会議での採決が終わり、これから参議院に舞台を移すことになります。予算委員会の民主党筆頭理事としての務めを一応無事に終えたと、ほっとしているところです。
もちろん、予算委員会では、これから特定のテーマに関する集中審議を野党の皆さんは要求していますし、そういったことをやっていく必要があるかもしれません。しかし、一番重要な予算については、これで、私どもの務めは終わりました。
続きを読む "第3次補正予算-衆院を通過、筆頭理事の務めを無事終える" »
日曜日(16日)に、地元三重県の被災地を訪ねてきました。台風12号によって大きな影響を受けましたが、その中でも特に集落が孤立してしまった紀宝町の浅里地区に行ってきました。
そこは、三重県の最も南に位置し和歌山県との境にあるので、私の四日市の自宅から車で約4時間かかり、三重県も広いなと改めて感じました。途中までは高速道路がありますが、その先は建設中なので地道を走って行きました。
続きを読む "地元台風被害-選挙区に限らず県全体のために尽力していく" »
この週末を利用して被災地を回ってきました。7日(金)に岩手県、8日(土)に宮城県、そして1日休んで、10日(月)に福島県です。
民主党の衆議院予算委員会メンバーの皆さんと一緒に、第3次補正予算の予算審議を前にして、もう一度被災地の現状を把握しておこうと企画をしたものです。
一言で言うと、いろいろな前進はあるものの、まだまだだなというところです。
続きを読む "被災地訪問-前進はあるもまだまだ、3次補正の早期成立を" »
いま、民主党の中で、第3次補正予算の編成作業と並行して、その財源をどうするかという議論を全員参加で行っています。全員参加といっても、出席している議員はおおむね50~60人かと思いますが、その議論に、今日も私は出席して2回発言しました。
新聞でも一部報道されていますが、増税をすることそのものについて問題があるという発言があったので、それは違うだろうということを申し上げました。
続きを読む "復興財源-与党の責任を自覚し被災地のために迅速な議論を" »
日曜日(8月7日)に新潟県を訪ねました。言うまでもなく、1週間前の歴史的な集中豪雨によって、非常に大きな被害を受けました。福島県と新潟県で、いままでにない記録的な集中豪雨でした。
泉田裕彦新潟県知事にご同行いただきながら、三条市、長岡市、見附市、十日町市をそれぞれ回ってきました。それぞれのところで市長さんにも来ていただき、関係者の皆さんからご説明いただきました。
続きを読む "新潟集中豪雨-有数の米所が被害、冬までに復旧のメドを" »
週末(7月29日)に東日本大震災の復興基本方針が決まりました。新聞やテレビなどでご承知の方も多いと思います。
この方針を作るにあたって、党内では平場(全議員対象の会議)でかなり議論がなされました。特に財源をめぐって、木、金曜日(28、29日)にそれぞれ2時間以上にわたる議論を行いました。
出席者は50名ほどで、限られた人々でした。その中では賛成論は5、6人いましたが、それ以外の多くの人が意見を言われました。
続きを読む "復興基本方針の決定-財政の規律とリスク、与党議員の責任" »
日曜日(24日)に福島県に行ってきました。私としては、3月11日以降3回目の福島県入りになります。
今回、民主党の中で震災の問題を議論する「復旧・復興検討委員会」で、私とともに議論してもらっている参議院議員会長の輿石先生をはじめ、何人かの国会議員と一日かけて回りました。かなり強行日程で7か所行きましたが、いろいろなことを考えさせられました。
続きを読む "福島視察-依然として厳しい原発災害、新たな問題が次々と" »
週末(7月9、10日)を利用して、岩手県の陸前高田市と大船渡市を訪れてきました。市長さんをはじめ、関係者の皆さんと意見交換をしました。
仮設住宅には多くの方が入る見通しが立って、そこは一息ついたところがありますが、いよいよ街を再建するという青写真作りが具体化していく中で、国としても基本的な方針について、早急に示すことが求められているというのが、私の実感の1つです。
続きを読む "岩手訪問-困難な状況でも温かい対応、かえって励まされる" »
菅総理が任命された、松本龍復興担当大臣が辞任されました。私は平成2年初当選で松本さんと同期です。年齢もほぼ同じ、大変親しい友人として、この件については本当に残念に思います。
特に、松本さんはいままでも防災担当大臣として3月11日以降、官邸の地下に連日寝泊りをして、大震災対応の陣頭指揮を取ってきました。
続きを読む "松本復興相辞任-残念だが、復興に遅れがあってはならない" »
6月4日(土)に被災地を訪れてきました。今回訪れたのは、宮城県の松島の離島である桂島と野々島です。その後、宮城県の内陸部の白石市や角田市、周辺の町の首長の皆さんに集まっていただき、意見交換をしてきました。
まず、離島ですが、津波の影響で家が流され、私の地元にも小さな規模のものがありますが、全体の周りの施設も含め、非常に大きな数千万円規模の海苔の製造機械が流され、壊れてしまったというお話でした。
現場を見ると、やはり住宅は跡形もなく流され、そういった機械があちこちに壊れたまま放置されているという状況です。
続きを読む "離島の被災地-人々の温かさと強い絆で美しい景観の再生へ" »
前回に引き続き、青森県訪問(14、15日)の件についてご報告したいと思います。
今回は原子力関係施設をいくつか見てきました。1つは、六ヶ所村の原子燃料サイクル施設、そして、その後に現在建設中の大間町の原子力発電所。そして、地元の村長さんや町長さん、市長さん、議会関係者の皆さんと意見交換をしました。
続きを読む "原発-建設中や点検中の原発を再稼働させる基準を示すべき" »
この週末(14、15日)は青森県へ行ってきました。基本的には、知事選を控えて、民主党の候補予定者の山内たかしさんの集会に参加するということでしたが、この機会に原子力に関わる問題を中心に、いくつか現地を視察しました。
その中で、まず今日お話ししたいのは、三沢の米軍基地を訪問したことです。米軍は、三沢には空軍を中心に展開していますが、そこのマイケル・ラスティーン第35戦闘航空団司令官(大佐)を訪ねて、一言お礼を申し上げました。
続きを読む "三沢の米空軍-震災後の協力に感謝し、さらなる深化に期待" »
前回に引き続き、福島県に行ったときのお話をしたいと思います。
今回いろいろと視察をするなかで、線引きの問題が指摘されました。つまり、警戒区域や計画的避難区域で線引きされたわずか内側にある施設や工場などについて、例外化できないかという問題です。
例えば、南相馬市では、わずか数10メートル離れたところにある隣の工場は操業している一方で、線引きの内側にある「大内新興化学」という会社の工場は操業できないという事態になっています。
続きを読む "警戒区域(2)-境界線の問題、人々の思い、政治の決断" »
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